SESエンジニア 「SESがなくならないか知りたいな。 SESはやめておけって言われるけど、今後はなくなっていく業界なのかな? SES業界で働き続けていいのか心配だ、、、。」 |
こういった悩みを解決します。
本記事のテーマ
- SESがなくならない理由【5選】
- SESがなくなると言われる理由は2つ
- SESはなくならないけど、会社による
この記事を書いている僕は、IT業界15年以上。
SES業界は8年ほどで、営業&人事として働いています。
「SES業界ってなくなる?」「悪いイメージがあるけど、今後はどうなの?」という質問をよく受けます。
先にお答えすると、SES業界はなくならないです。
そんな今回は、SESがなくならない5つの理由について、現役のSES担当が説明します。
ただし、なくなるSES企業もあるので、その点も解説していきます。
SES業界はなくならないですが、将来性のないブラック企業だと生き残れません。
SESでは会社選びがもっとも大切です。
完全無料で使えるIT転職エージェントに相談して、将来性のある優良企業に転職しましょう。
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SESがなくならない5つの理由
本章では、SESがなくならない5つの理由を解説します。
急成長に伴い、圧倒的な人手不足のIT業界。
SESは「エンジニアの技術力や労働力を提供するサービス」のため、人手不足の会社から今後も高い需要があります。
①:人手不足を解消できる
IT業界は圧倒的なエンジニア不足。
2030年までには、MAX76万人のIT人材が足らなくなると予測されています。
こんな感じです。
エンジニア経験者の採用は取り合いで、中小だけじゃなく大手企業でも人手不足です。
- 発注は取れたけど、対応できるエンジニアがいない。
- 作りたいシステムがあるけど、エンジニアの採用ができない。
- 外部へ委託するほどじゃないけど、人が足りない。
”仕事はあるけど、エンジニアがいない”
この問題を解決するのが『SES』です。
SESなら必要なタイミングでエンジニアを集めることができますので。
プロジェクトごとの人材不足を解決するのに、SESは必要とされています。
②:人の入れ替えが簡単
プロジェクト人員の、”増やす”・”減らす”・”交代する”が柔軟にできること。
- 現場が合わない
- 現場で問題がある
- エンジニアが働かない
- 人間関係で問題がある
- 急な増員が必要
正社員だと採用が必要だし、退職してもらう訳にもいかないので、
急に増やしたり、減らしたりできないですからね。
SESは契約期間さえ守れば、エンジニア側・プロジェクト側からの希望で、人の入れ替えが簡単にできるのが魅力ということです。
③:SES(準委任契約)は責任がない
システムを完成させなくても『責任』はありません。
- 請負:成果物(システム)を納品までが責任
- SES:働く(技術力の提供)ことが責任
このあたりは、「SES契約とは?派遣・請負との違いをまとめて解説【営業必読】」で詳しく紹介しています。
責任が少ないビジネスモデルなので、新しいSES企業が増え、結果としてSESがなくならないというわけです。
④:毎月の売り上げが安定する
SESは、働いた時間(技術力の提供)で報酬が発生するビジネスモデルです。
エンジニアがプロジェクトで働いてくれる限り、毎月の売り上げは『安定』します。
受託開発だと、システムを納品するまで売上が確定しないからね!
システムに問題が起こって納期が遅れたら、売上0円、、、エンジニアの給与が払えない危険もあります。
働いた時間で売上が発生するので、少ないリスクで事業を運営できるのです。
⑤:採用コストがかからない
エンジニアを含め、人の採用にはお金がかかります。
- 求人・広告費
- 研修費
- 人件費
しかも、採用が成功しても退職されてしまうと、企業としては大損です。
対象 | 平均採用コスト (1人あたり) |
---|---|
新卒採用 | 93,6万円 |
中途採用 | 103,3万円 |
SESならコスト負担と退職リスクを抑えて、エンジニアに働いてもらえます。
「長期」だと自社で採用するのが一番ですが、「短期」で考えたらSESが企業メリットが大きいんです。
SESがなくなると言われる理由【会社が問題】
前提として、SES業界はなくなりません。
ただし、以下2つの問題があるSES企業はなくなると言われています。
問題①:エンジニアの待遇面が悪い
待遇面が悪い会社は、エンジニアが離れていきます。
エンジニアは売り手市場ですからね。
次のようなSES企業は、遅かれ早かれなくなるでしょう。
- 平均年収が低い
- 明確な評価制度がない
- スキルアップできない環境
ちなみにエンジニアの平均年収は、「20代は400万円台」「30代は500万円台」です。
今の会社の平均年収が低すぎるようなら、早めに転職を考えましょう。
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問題②:請負の適正化ができていない
請負の適正化ができていないSES企業は、なくなります。
「偽装請負」「違法派遣」などをしている会社は、今後より厳しくなるでしょう。
業務停止や労働局の指摘が入った会社は、昔より増えているよ!
また、下請けすぎるSES企業も今後はなくなります。
請負の適正化が進めば、5次請け・6次請け以下の会社はなくなっていきます。
- マージンを抜くだけで何もしない
- 利益が減るから、エンジニアの給料が安くなる
- 下請すぎるので、現場の状況を自社で把握できない
- エンジニア自身が、どこの所属かわからなくなる
- 偽装請負の可能性が高まる
こんな感じのSES企業はなくなっていくかなと。
SESはなくならないけど、会社による
個人的には、SESは今後も拡大していくと思っています。
上記の理論ですね。
ただし、エンジニアが「働きたくない」と思うようなSES会社はつぶれていくでしょう。
SESは優秀なエンジニアがいるから成り立つビジネスモデルですからね。
今の会社が不安だったり、これから転職を考えているなら、会社選びは大切です。
IT転職エージェントであれば、専任のアドバイザーがあなたの希望にあった会社を紹介してくれますよ。
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また、SESの優良企業についてまとめた記事もあるので、気になる方はぜひ参考にしてください。
それでは、この辺で。
最後までありがとうございました。