SIer・SEからITコンサルタントへの転職は、わりと王道のキャリアステップ。
システム開発で身につけた課題解決スキルは、ITコンサルタントでも活かせる能力だからです。

最近では、ITコンサル分野で活躍するSIer・SEが増えているよ!

SIer・SEからITコンサルタントへの転職は、より身近になったよね!
そんな本記事では、SIer・SEからITコンサルタントは転職できるということ事例を交えて解説。
また、SIer・SEとITコンサルタントの違い、必要なスキル、転職するメリットなどを紹介いたします。
SIer・SEからITコンサルタントを目指すなら、IT転職エージェントは必ず使いましょう。
「【SE必見】IT転職エージェントおすすめ10選!SES・SIerエンジニア向けに経験・職種別で紹介」の記事では、SE向けのIT転職エージェントを厳選して紹介しています。
SIer・SEからITコンサルタントは転職できる?

まずは結論ですが、SIer・SEからITコンサルタントへの転職は可能です。
本章では以下3つの理由について、解説していきます。
ちなみに、SIerからの転職先でITコンサルタント以外も気になっている方は、
「【決定版】SIerからの転職先おすすめ8選【転職を失敗させない方法も解説】」の記事でまとめているので、あわせてご覧ください。

①:SIer・SEの経験を活かしやすい
SIer・SEからITコンサルタントへ転職できる理由は、今までの経験をそのまま活かせるからです。
例えば以下の知識やスキルです。
- システム開発の上流から下流工程までの知識
- お客様や関係者とやりとりしたコミュニケーション力
- 要件定義や設計工程で身につけた論理的に考える力
ITコンサルタントは経営に近い位置で仕事をしますが、
倫理的に考え、周りを巻き込み、問題を解決する点は、SIer・SEの仕事と変わりないです。
結果として、SIer・SEで働いた経験があるなら、ITコンサルタントとしても活躍できますよ。
②:SIer・SEからITコンサルタントへ転職した人はたくさんいる
SIer・SEからITコンサルタントへ転職した人は多いです。
実際に転職された人のコメントをみてみましょう。
![]() | 転職しました。 SEからITコンサルにジョブチェンジ |
![]() | 転職活動終わり 下流SEからITコンサルにレベルアップしたぞー 一部上場企業に勤めてるエリート男性限定のコンパに参加できるぞー 職場もみなとみらいだからいい女見つけるぞー |
![]() | SIerからITコンサルにジョブチェンジ。仕事はやりがいあって楽しかったが若手の内に運用フェーズに移行したシステムの維持管理業務やり続けるのは無理。しかも3年間も。なので辞めることにした。 |
下流SEや運用フェーズの維持管理しか経験がなくても、ITコンサルタントに転職できた人はいます。
今の仕事がITコンサルから遠くても、やる気さえあれば転職は可能です。
③:ITコンサルタントの需要は伸びている
市場が伸びているのも、SIer・SEからITコンサルタントへ転職できる理由の1つです。
IT専門調査会社(IDC Japan 株式会社)が調べたところ、
2020年から2025年までに、デジタル関連ビジネスコンサルティング市場は2.6倍以上に増えると発表しています。

ITコンサルタントの市場が伸びている背景として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の影響があります。
データやデジタル技術を使い、世の中の変化に柔軟な対応をして、より良い企業を目指す取り組み
簡単に言えば、自分たちで社内のシステムを何とかしようとする会社が増えたため、
ITコンサルタントの需要も一緒に伸びたということですね。
世の中のIT化はものすごい早さで進んでいくため、今後もITコンサルタントの需要は増え続けるでしょう。
SIer・SEとITコンサルタントの違い

「SIer・SEとITコンサルタントは何が違うのか?」を一覧でまとめてみました。
SIer・SE | ITコンサルタント | |
---|---|---|
役割 | お客様が求めるシステムを作り上げる | お客様の課題をIT技術を活用して解決する |
担当 | システムの提案・企画 要件定義~開発・テスト 導入・運用保守 | 経営課題の把握 IT戦略の企画・立案 プロジェクト管理 システムの効果測定 |
成果 | システムの開発・導入 | 設定した経営課題の解決 |
責任 | システム | 経営課題 |
とはいえ最近では、SIer・SEもITコンサル分野を担当したり、
ITコンサルティング会社でも、システム開発までを一貫して対応するにようになっています。

お互いの違いがなくなってきているんだよ!
SIer・SEとITコンサルタントの仕事に違いがなくなってきているため、
単純に年収や働きやすさで会社を選ぶ人が増えてきています。
![]() | ITコンサルはSEに毛が生えた職種 両者の業務はそこまで変わらず、違いと言えば、ロジカルシンキングやコミュニケーション能力、主体性といったところが差で、SEからITコンサルになっても違和感なく仕事ができる人が多い。報酬の上がらないSEはITコンサルになるのも選択肢の1つだと思う。 |
まさに、このとおりです。
今後も2つの違いはなくなっていくため、SIer・SEからITコンサルタントへの転職はしやすくなるでしょう。
SIer・SEからITコンサルタントへ転職するメリット

本章では、SIer・SEからITコンサルタントへ転職する3つのメリットを紹介します。
①:SIer・SEのスキルを活かせる
ITコンサルタントはSIer・SEと仕事内容が似ているため、今まで身につけたスキルを活かしやすいです。
- 要件定義や設計・開発工程の経験
- プロジェクトリーダーの経験
- お客様へシステム提案した経験
- お客様へのヒアリングや資料説明した経験
上記の経験がそのまま活かせるため、転職した後も即戦力として活躍できます。

転職しても今までの経験を活かせるのはうれしいね!

職種が変わる転職で大変なのは、仕事を1から学ぶことだからね。
仕事にもすぐ慣れるので、転職後もストレスなく働きやすいのがメリットです。
②:働いた時間ではなく、成果での評価
ITコンサルタントは結果がすべてです。
年齢は関係なく、若い人でも実績を出せばすぐに昇給・昇進をするのはメリットでしょう。
一方SIer・SEはまだまだ年功序列の会社が多いです…。
また、1か月いくらの人月商売でもあるため、契約金額によっては実力に見合った評価をしてもらえないデメリットがあります。
「実績で評価をしてもらいたい方」「年功序列が合わない方」は、ITコンサルタントへ転職するメリットは大きいです。
③:高い年収がもらえる
SIer・SEからITコンサルタントへ転職する1番のメリットは、高い年収をもらえること。
はっきり言って、年収1,000万円~2,000万円以上も夢じゃないです。
コンサル系SIerの上位5社のうち4社が平均年収1,000万円を超えているので。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 野村総合研究所(NRI) | 1,235万 |
2位 | シグマクシス | 1,152万 |
3位 | ベイカレント・コンサルティング | 1,101万 |
4位 | 三菱総合研究所 | 1,009万 |
5位 | フューチャー | 807万 |
20代~30代のエンジニア転職に強いマイナビIT AGENT
でITコンサルタントの求人を調べてみましたが、年収1,000万円以上の求人はゴロゴロありました。


ITコンサルタントに転職することで、SIer・SEでは届かなかった高い年収を目指すことができます。
もし、ITコンサルタントを目指すなら20代~30代の最も評判が高いマイナビIT AGENT
がおすすめです。

SIer・SEからITコンサルタントの転職に必要なスキル

SIer・SEからITコンサルタントの転職に必要なスキルは次の3つです。
補足として20代~30代前半の方は、マネジメントや管理経験がなくても問題ありません。
若い方はITコンサルタントとしての「ポテンシャル」を持っているかが大切だからです。
①:コミュニケーション能力
ITコンサルタントの仕事では、適切なコミュニケーションを取れるかが必須スキルです。
- 経営層へのヒアリング
- 各部署への連携、発言
- SIer・SEへの指示
- お客様へのプレゼン力
経営層へヒアリングできなければ、お客様の経営課題は見つかりませんし、
周りを動かさなければ問題は解決できませんので。

私にできるのか不安だな…。

日頃の業務で、お客様とコミュニケーションがとれていれば大丈夫だよ!
ITコンサルタントだからと、むずかしく考える必要はありません。
やり取りをしていた相手が変わるだけで、やることは変わりませんので。
今まで問題なくお客様とコミュニケーションが取れていたなら、問題なく対応できますよ。
②:論理的に考える力
ITコンサルタントは、答えのない中で結果を出さなければなりません。
そのため、さまざまな情報や数字を分析する「論理的な思考」が必要です。
情報収集・分析
↓
問題の発見・分析
↓
解決策の検討・立案
↓
解決策の提案・実行
↓
実行内容の成果分析
このようにITコンサルタントの仕事は、最初から最後まで論理的に考えることが求められます。
常に「なぜ?」「どうすべきか?」と考える力が必要です。
とはいえ、論理的に考える力も、SIer・SEで働いていれば自然と身についているスキルです。
考える対象は違いますが、プログラミングやシステムトラブルの切り分けをするイメージを持てば問題ありません。
「論理的に考える力」といわれても、むずかしく考える必要はないですよ。
③:上流工程から下流工程までの経験
ITコンサルタントは実際に手を動かさないものの、上流から下流工程までの経験は大切です。
システム開発の全体像をイメージできているため、適切な指示・管理ができるからです。

全体のイメージがないと、何か問題が起きても対応できないからね。

全行程の経験があれば、現場の人ともスムーズにコミュニケーションが取れるよ。
とはいえ、全行程の経験はあったほうが良いけど、なくても大丈夫。
各工程でどんな業務を行っているのかイメージできればOKです。
また、ITコンサルタントはいろいろなお客様のコンサルティングも行うため、ITに関する幅広い知識も大切です。
- ITの基礎的な内容
- パッケージやアプリケーションの特性
- 最新技術(AIやクラウド)
- インフラ基盤(サーバ、ネットワーク、セキュリティ)
深い知識・経験は必要ないですが、わからないことは日々学ぶクセをつけておきましょう。
SIer・SEからITコンサルタントへ転職する方法

もっとも簡単な方法は、SIer・SEエンジニア向けIT転職エージェントを使うことです。
- 完全無料のIT転職支援サービス
- IT転職のプロが相談にのってくれる
- あなたに合った優良企業を紹介してくれる
- 転職サイトにない人気企業の求人がある
- 書類のチェック、面接対策をしてくれる
- 書類や面接の通過率を上げてくれる
- 入社時期・条件の交渉をしてくれる
ITコンサルタントのような高スキルの職種へ転職する際は、専門家にしっかりと相談するのがいいでしょう。
希望の業務や年収がかなう企業を厳選して紹介してくれるため、転職失敗のリスクも大幅に下げることができます。

ハイスキルの職種へ転職するときほど、慎重に会社を選ぼう!

年収の交渉が苦手でも、IT転職エージェントに任せておけば大丈夫だよ!
当サイトでおすすめしているIT転職エージェントは以下の3つです。
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他にもSIer・SE向けのおすすめIT転職エージェントをまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

SIer・SEからITコンサルタントへ転職まとめ
今回はSIer・SEからITコンサルタントへの転職について書きました。
改めてまとめると、以下のとおりです。
- SIer・SEからITコンサルタントへは転職しやすい
- SIer・SEはシステム、ITコンサルタントは経営課題に責任をもつ
- 近年では、SIer・SEとITコンサルタントの違いはなくなってきている
- 高い年収、スキルを活かせる、成果で評価されるがITコンサルへ転職するメリット
- ITコンサルタントへ転職するなら、IT転職エージェントを使うべき
ITコンサルタントの市場は右肩上がりで成長しているし、SIer・SEの経験も活かしやすい職種です。
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