![]() | ずっとテスターでつらい人 「SESでずっとテスターはつらい…。」 単純作業ばっかりで、スキルアップしている気がしないし、将来が不安だよ…。 そろそろ、テスターからプログラマーになりたいけど、どうしたら良いんだろう? いつまでもテスターはつらすぎる…。 |
こういった悩みを解決します。
本記事のテーマ
- 結論:SESでずっとテスターは、つらいです
- SESのテスターはつらいが経験すべき【ただし、目安は1年】
- SESのテスターがつらいなら、プログラマーになる努力をすべき

SESでずっとテスター作業はつらいです、、、。

スキルアップしない単純作業ばかりだと、将来も不安になるよね…。
しかも、客先常駐だと気軽に相談できないので、本当につらいと思います。
そんな今回は、IT業界15年、SES8年の僕が、
SES業界でずっとテスターはつらい理由と対処法をご紹介します。
「テスターがつらい理由を知りたい」、「いつまでもテスターはつらい」、「テスターからプログラマーになりたい」という方は、ぜひご覧ください。
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結論:SESでずっとテスターは、つらいです

SESでずっとテスターがつらい理由は、次の5つ。
- ①:スキルアップしている気がしない
- ②:単純作業
- ③:自分の将来・キャリアが不安になる
- ④:給料が低い
- ⑤:客先常駐だから相談できる相手がいない
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①:スキルアップしている気がしない
なぜなら、エンジニアとして必要な経験ができていないので。
- テスト
- 開発
- 詳細設計
- 基本設計
- 要件定義
- 管理・リーダー
エンジニアがスキルアップするには、いろいろ経験する必要があります。

テスト経験は重要だけど、他にも身につけるべきスキルはあるからね。
エンジニアとして成長したい人ほど、テストしかできない環境につらいと思います。
②:単純作業
はっきり言って、テスト工程は退屈です。
なぜなら、同じことを繰り返す単純作業が多いので。
- ログインを何回ミスるとロックされるのか
- 文字を入力すると反映されるのか
- 数字は何ケタまで入力できるのか
などなど…。
これらをチェックして、バグ(不具合)が見つかられば報告する仕事。
気をつけるべき点はありますが、誰でもできる作業です。
はじめは楽しいと思えるかもしれませんが、ずっと単純作業のテスターはつらいかなと。
③:自分の将来・キャリアが不安になる
テスターとして働いていると、エンジニアの仕事がわかってくるきます。
20代後半でリーダーをやっていたり、40代でテスターしかしてなかったり、先輩エンジニアのキャリアも見えてくるでしょう。
そうなると、「自分は本当にテスターのままで良いのか?」と将来が不安になります。

同期や年の近い先輩が、プログラマーやSEとして活躍しているのを見るのはつらいですよね…。
テスター経験が長いと、「このままで将来は大丈夫なんだろうか…」と不安を持つ方は非常に多いのです。
④:給料が低い
結論、テスターの報酬は低いです。
なぜなら、技術やスキルが必要ない簡単な作業が多いから。
客先からの報酬が低いので、エンジニアの給料を上げることはできません。

エンジニアに現場経験をさせるため、赤字でテスター契約をすることもあるので…。
ちなみに上流工程ができる人ほど、報酬は高く、給料も上がっていきます。
- テスト:めちゃ低い
- 開発:低いけど、ハイスキルならそこそこ
- 詳細設計:ふつう
- 基本設計:まぁまぁ、高め
- 要件定義:高い
- PL・PM:めちゃ高い
客先やプロジェクト内容で変わりますが、だいたいの報酬イメージです。
そのため、「ずっとテスター=給料が上がらない」、という悪循環になってしまいます。
⑤:客先常駐だから相談しづらい
SESで働くテスターのつらいところです。
自社内の仕事なら先輩やリーダーへ気軽に相談できますが、客先だとそうはいきません。
なぜなら、お金を払って「テスター」として契約しているから
「テスター期間が長いので、開発やらしてください」と言っても、「いやいや、テスターとして契約されてきてるんだよね?」と相談にのってもらえません。
あくまで、ビジネスとしての関係なので仕方ないかなと。
所属している会社の営業に相談しても、「契約期間が終わったら考えよう」と話を聞いてくれないことも。

契約優先の会社だと、エンジニアの悩みは後回しにされます…。
真剣に相談にのってくれる会社もありますが、上記のように客先常駐だと気軽に相談できないつらさがあります。
SESのテスターはつらいが経験すべき【ただし、目安は1年】

とはいえ、テスト工程は重要なので経験しておくべきです。
- システムの完成には、トラブルを防ぐテストが不可欠
- テスターをやることで、システムを理解できる
- テストから開発をやらせてくれる現場もある
- プログラマーも開発とテストは一緒にやるから
- アジャイルや自社開発だと、設計からテストまですべて担当する
上記のような理由です。
また、こんな感じのツイートもあります。
どんな会社、工程、システムにかかわっても、テストは絶対に必要です。
また、テスト経験のない人だと、「トラブルを未然に防ぐ」という重要な視点が身につかず、ただシステムを作ればいいって考えのエンジニアになってしまいますので。
エンジニアとしてテスト経験は重要なので、若いうちに経験しておいて損はありません。
ただし、SESでずっとテスターはNG【目安は1年】
テスト経験が長くなると、テスターから抜け出せなくなります。
なぜなら、会社・営業の都合で、テスト案件しか入れさせてくれなくなるので。
未経験プログラマーが入れる案件は探すのが大変な上、金額が低くなります。
それなら、「経験もあるテスター案件の方が決まりやすいし、金額も高いからこっちにしよう」と、なりがちです。
また、年齢の問題もでてきます。
客先も未経験プログラマーを採用するなら、年齢が若い人の方が「金額が安いし、教えやすそう」という考えがありますので。
そのため、SESでテスターをやる場合、『目安1年』を意識しておいてください。
それ以上長くなると、抜け出せなくなりますので。
もし、テスター案件ばかりに入れさせられるなら、エンジニアのことを考えない会社の可能性が高いので転職をおすすめします。
参考記事:【逃げるが勝ち】SES(客先常駐)を辞めたいなら戦略的に撤退しよう
SESのテスターがつらいなら、プログラマーになる努力をすべき

SESのテスターがつらい方へ、もっとも伝えたいことは下記です。
自分から行動してプログラマーになる努力をしなければ、エンジニア人生が終わる。
待っていても状況は良くなるばかりか、悪くなります。
モチベーションは低下し、年齢は上がり、社内には新しい人が増えてチャンスが減る…。
誰かの助けを待つのではなく、自分からつらい状況を抜け出す努力をしましょう。
具体的なとるべき行動としては、次の3つです。
- その①:転職する
- その②:独学でプログラミングを学ぶ
- その③:会社へ「本気で」依頼する
1つずつ見ていきましょう。
その①:転職する
今すぐ行動ができて、プログラマーになれる方法です。
理由は3つ。
- IT人材不足で転職先はいくらでもある
- テスターでもエンジニア経験がある
- IT転職エージェントを使えば、プログラマーの求人が見つかる
そもそも、今の会社でテスターを続ける意味ってあるんでしょうか?
「必ず1年後にはプログラミングできる案件に入れる」とかなら、ぜひ続けるべきです。
ただ、先が見えない、将来が不安、プログラミングがやれない、というつらい気持ちのままでいるくらいなら、新しい会社を探すべきかなと。
IT業界は人手不足なので、テスターのエンジニア経験をいかして、プログラミングをやらせてくれる会社はいくらでもあります。
また、IT転職エージェントを使えば無料で転職サポートをしてくれるし、希望の求人を紹介してくれます。
テスターからプログラマーへ転職した人の成功例なんかも聞けるので、IT転職エージェントには登録だけでもしておくべきかなと。
おすすめIT転職エージェント【3選】
参考記事:【経験別】エンジニア向けIT転職エージェントおすすめ10選!ランキング形式でご紹介
その②:独学でプログラミングを学ぶ
テスターからプログラマーになりたいなら、独学で勉強するのは必須です。
- 「A」:独学でプログラミングの学習する人
- 「B」:独学で学ばず、現場が変わるのを待つ人
どっちの人がプログラマーになるチャンスをもらえるかと聞かれたら、確実に「A」の人ですよね。

僕も営業をしていますが、未経験からプログラミングができる案件が1つしかないなら、独学でがんばってる方を紹介しますので。
こんな感じの努力は必要です。
今の時代は便利すぎるので、無料でプログラミングを学べる「Progate」や「dot install」を使えば、独学は簡単にできます。
また、「独学は不安…」、「本気で学べる環境が欲しい!という方は、プログラミングスクールを使うのも方法かなと。
プログラマーとして働ける職場を紹介してくれるサポートもあったりするので、本気でスキルを身につけたい方にはオススメです。
おすすめプログラミングスクール【3選】
自宅にいながらオンライン完結(無料体験・エンジニア転職保障コースあり)
オンライン・マンツーマン(365日いつでも可能・自社開発への転職実績は多数あり)
プログラミング教室で担当が直接指導(返金制度あり)
その③:会社へ『本気』で伝える
「プログラマーになりたい!」、「プログラミングできる案件に行きたい!」って『本気』で伝えてますか。
ぶっちゃけ、会社や営業は『本気』で言わないと動いてくれません。
「そろそろテスターをして1年経つので…、できればプログラミングができる現場に行きたいんですけど、むずかしいですか?」
こんな感じで伝えても、「まぁ、できればって言ってるし、まだ大丈夫でしょう」という感じで、本気にしてくれません。
なぜなら、テスターからプログラマーになれる案件を探すのは大変だからです。
なにかと理由をつけて、その場にとどまらせようとしてきます。
まさに、このとおり。
そのため、辞める覚悟をもって『本気』で伝えることをオススメします。
これ以上テスターを続けるのは無理です。私の将来を考えても、プログラマーになれないようなら転職するしかないと思っています。
これでも動いてくれないなら、その会社にいても将来はありません。
さっさと転職した方が、あなたのためになるかなと。
あなたの将来を考えてくれる会社なのか、『本気』を伝えて確かめてみましょう。
参考記事:【SESから脱出?】1年目エンジニアに伝える現実と対策【人事が語る】
まとめ:SESでずっとテスターがつらいなら、とりあえず動いてみよう

記事のポイントをまとめました。
- 結論、SESでずっとテスターはつらい理由は5つある
- SESのテスターはつらいけど、エンジニアとして経験はすべき
- 目安は1年、ずっとテスト工程だとテスターから抜け出せなくなる
- SESのテスターがつらいなら、プログラマーになる努力をしよう
- ①転職する、②独学でプログラミングを学ぶ、③会社へ『本気』で伝える
こんな感じですね。
最後にお伝えしたいのは、「とりあえず行動しよう」ということ。
残念ながら「つらい環境は、いつまでもつらいまま」です。
- 転職しても自分の経験じゃ良い会社は見つからないと…。
- 独学でプログラミング学んでも、どうせプログラマーにはなれないよ…。
- 会社に言っても動いてくれるわけないよ…。
上記のネガティブ思考をすてて、一歩だけで良いので行動してみてください。
「行動」が大変そうに聞こえるなら、「IT転職エージェントに話くらいは聞いてみる」とかでもOKです。
何もせずにいるより、気持ちが楽になって未来に希望がもてるので。
それでは、この辺で。
最後まであがとうございました。
おすすめIT転職エージェント【3選】