SES（客先常駐）で暇な現場がある？5つの理由と放置されたときの対処法

現場の状況によって、SES（客先常駐）は暇になります。

• 「上司が忙しくて放置される…。」
• 「要件が固まっていないから先に進まない…。」
• 「案件が始まらない…。」

忙しいのは大変ですが、暇すぎるのも精神的につらいです。

では、なぜSES（客先常駐）は暇になるのでしょうか？

本記事はSESが暇になる5つの理由を解説しつつ、リスクと対処法も紹介していきます。

暇でネットサーフィンしかやることがない現場にいるなら、ぜひ5分ほどお付き合いください。

SES（客先常駐）で暇になる理由

SES（客先常駐）で暇になる理由は、おもに5つです。

①：上司が忙しく放置される

SESで暇になる理由の1つは、上司が忙しすぎて放置されること。

上司が自分の仕事に追われ、部下の面倒をみる余裕がないからです。

指示や確認待ちで仕事が止まり、エンジニアが暇になってしまいます。

とくに、案件に参画してすぐは仕事の進め方がわからないため、指示がないと動けません。

ただ、何もしないままでは、プロジェクトの進捗に影響が出てきます。

事前に上司の予定を調整したり、ほかのメンバーに相談するようにしましょう。

また、自社の営業から顧客へ今の状況を伝えてもらうのも、1つの方法ですよ。

②：案件が始まる前に常駐する

SESでは案件が始まる前に常駐することがあります。

案件が始まっていないため、当然やることがなくて暇です。

案件が始まる前に常駐する理由は、以下のとおりです。

SESエンジニアは、案件が始まるまでやることがありません。

過去の仕様書をみたり、他のプロジェクトのソースコードをみたりして時間をつぶします。

暇すぎてつらい場合は、何かやることがないか聞いてみてください。

また、資格の勉強や技術書を読んだりして、スキルアップのために時間を使っていいか確認してみましょう。

③：現場の受け入れ準備ができていない

SESエンジニアが仕事をするには、現場の受け入れ準備が必要です。

必要な準備が終わっていなければ、仕事をはじめることができません。

受け入れ準備が終わるまでは、プロジェクト関連の資料を事前に読んでおきましょう。

準備が終わり次第、すぐ仕事に取り組めますからね。

④：スケジュール管理ができていない

スケジュール管理ができていないSESの現場では、暇になることがあります。

タスクの割り振りや、スケジュール調整ができておらず、やるべき仕事ができない状況だからです。

しかし、納期には間に合わせなければなりません。

結果として、後からいろいろな問題が起きやすく、炎上案件になりがちです。

現場のエンジニアは、長時間労働とプレッシャーで精神をすり減らしてしまいます。

プロジェクトがなかなか進まない場合は、事前に状況を確認したり、自社に相談した方が良いでしょう。

⑤：仕事が簡単すぎる

SESが暇になる理由では、仕事が簡単すぎることもあげられます。

例えば次のような仕事だと、単純作業や同じことの繰り返しなので簡単です。

暇で簡単な仕事を続けても、やりがいは感じられません。

また、スキルも身につかないので、年収は上がらず、キャリアアップもむずかしいです。

もし簡単でやりがいのない仕事をしているなら、早めに環境をかえたほうがいいでしょう。

若いうちならポテンシャル採用をしてくれる優良企業も多いため、転職するなら早い方がいいですよ。

SES（客先常駐）で暇になるリスク

SES（客先常駐）で暇な環境にいることは、次のようなリスクがあります。

①：成長できない

SESで暇な環境にいる最大のリスクは、成長できないことです。

また、成長できない環境で働き続けても、30代・40代以降が大変です。

スキルがないため、年収は上がらず、出世もできません。

不景気でクビになる可能性もあるし、市場価値が低いから転職先も見つけづらくなります。

将来を考えるなら、若い20代のうちに高いスキルを身につけることが重要です。

今の現場で不安を感じているなら、できるだけ早く環境を変えましょう。

②：現場が炎上する可能性がある

SESで暇すぎる現場は、炎上する可能性があります。

プロジェクト管理ができておらず、仕事が進んでいないからです。

しかし納期はかわらないため、後になって必ずしわ寄せがきます。

今は暇だとしても、後々つらい思いをすることもあるので注意しましょう。

③：精神を病む

「暇疲れ」って言葉を聞いたことはないですか？

SESで暇な状況に疲れてしまい、精神を病むエンジニアは少なくありません。

毎日やることがないのは、想像以上につらいものです。

また暇な状況が続くと、気持ちもネガティブになってしまいます。

現場や自社に親しい人がいない場合は、1人でため込むしかありません。

結果として、精神的に追い込まれ、心が病んでしまうことがあります。

SES（客先常駐）で暇なときの対処法

では、SESで暇な状況を抜け出すにはどうしたら良いでしょうか？

主な対処法を見ていきましょう。

①：独学で勉強をする

SESで暇なときは、独学で勉強をする時間にしましょう。

何もせず、暇な時間を過ごすのはもったいないです。

空いた時間を利用して、スキルアップを目指しましょう。

ただし、いくら暇でも仕事の時間であることは忘れてはいけません。

現場に迷惑をかけないように、常識の範囲内で勉強をしましょう。

②：自社に相談して案件を変えてもらう

自社に相談して案件を変えてもらうのも、SESで暇な状況を抜け出す方法の1つです。

エンジニアの将来を考えてくれる優良企業なら、希望に応じて案件に変えてくれます。

相談する際は、次の3つを意識して伝えることが大切です。

SESの契約はだいたい1〜3ヶ月なので、希望を聞いてくれる会社なら3ヶ月以内に現場を変えてくれます。

「いつか変えるから」「スキルが身についたらね」といって相手にしてくれない場合は、転職も考えた方が良いでしょう。

③：いつでも転職できる準備をする

暇な時間を使って、いつでも転職できる準備をすることも大切です。

いざ転職したいと思っても、仕事が忙しくなると思うように転職活動はできません。

転職したいときにすぐ動けるよう、暇な時間を活用して準備を進めておくと良いでしょう。

何から取り組むべきか悩んだら、まずはIT転職エージェントへの登録から始めてみてください。

はじめての転職でも、専任のアドバイザーが丁寧にフォローしてくれます。

使ったからといって必ず転職する必要もないため、試しに登録だけでもしておきましょう。

SES（客先常駐）で暇になる理由まとめ

本記事では、SES（客先常駐）で暇になる理由やリスク、対処法を解説しました。

あらためてお伝えすると、暇すぎる環境を放置しておくのは危険です。

エンジニアの世界は「何をやらせてもらえるか」で、スキルレベルや市場価値が変わっていくものです。

暇な状況が続いているなら、手遅れになる前に行動しましょう。

もし現場が変えられない場合は、転職を検討してみてください。

仕事がない環境で働くよりも、自分を必要としてくれる会社に転職した方が、圧倒的に成長できます。

まずは、IT転職エージェントに登録することから始めてみましょう。