SES企業・客先常駐の見分け方7選！優良SESの特徴や転職方法も解説

はっきり言って、SES企業や客先常駐の見分け方は簡単です！

そんな今回は、SES企業の見分け方を7つのポイントで徹底解説。

また、優良SESの見分け方や、企業ランキングもご紹介するので、ぜひご覧ください。

SES企業・客先常駐の見分け方

本章では、SES企業・客先常駐の見分け方を解説します。

上記7つのポイントが当てはまるほど、SES企業の可能性は高いですよ。

社員数に対してオフィスが小さい

社員数に対して、小さいオフィスは要注意です。

SESは客先常駐なので、エンジニアは自社にいる必要がありません。

社員が100名以上なのに、マンションの1室がオフィスなんてこともあります。

勤務地と勤務時間が決まっていない

勤務地・勤務時間が決まっていないなら、SES企業の可能性が高いでしょう。

客先常駐で仕事をするSESでは、現場が決まるまで勤務地や勤務時間は未定だからです。

SES企業の求人では、以下のような勤務地・勤務時間になっているのでチェックしてください。

SES企業の見分け方（勤務地）

• 原則首都圏勤務
• プロジェクト先
• 東京23区、及び横浜・川崎近郊
• 大阪府周辺
• 首都圏（東京・神奈川・埼玉・千葉）

SES企業の見分け方（勤務時間）

• クライアントの勤務体系に準ずる
• 客先に準ずる
• プロジェクト先により異なる

帰社日がある

帰社日があるかチェックしてみましょう。

「帰社日がある＝客先常駐で働いている」ということなので、ほぼ間違いなくSES企業です。

とはいえ、会社によって、帰社日がまったくないSES企業もあります。

あくまで参考の1つとして、求人サイトの帰社日はチェックしてみてください。

取引先がIT企業しかない

取引先がIT系の会社しかないなら、SES企業の可能性が高いでしょう。

IT業界は次のような下請け構造のため、SES企業は同じIT系の会社からしか仕事をもらえないからです。

SIerや受託開発をしているIT企業であれば、さまざまな業種の会社と取引をしています。

しかし、ただのSES企業では、大手メーカーや官公庁と直接取引をすることはできません。

結果として、同業のSES企業から仕事を紹介してもらうか、SIerの下請けとして働くことになります。

ビジネスパートナーを募集している

SES企業は、横のつながりが重要です。

そのため、ビジネスパートナーや協力会社を常に募集しています。

会社のホームページで、次のような記載があればSES企業の可能性が高いです。

とはいえ、中堅のSIerも協力会社やビジネスパートナーの募集はしています。

「パートナー募集＝SES企業」ではないので、注意してください。

社内で働いている写真がない

社内で働いている写真があるかチェックしましょう。

もし、採用ページで次のような写真しかないなら、SES・客先常駐の可能性が高いです。

ただし、会議室を使って「社内で働いているフリ」をした写真を掲載する会社もあります。

オフィスの入口や会議室の写真が多く、「社内で働いているか分からない写真」の会社も注意しましょう。

契約社員でエンジニアを採用している

契約社員でエンジニアの採用をしているなら、SES企業の可能性があります。

なぜなら、常駐先が決まらないエンジニアの契約を切ることを考えているからです。

SESは客先と契約期間を決めて、エンジニアを派遣・常駐させるビジネスです。

客先が決まらないエンジニアを採用してしまうと、会社は赤字になってしまいます。

そのため、最初は契約社員で採用し、良かったら正社員にするSES企業があります。

入社するまで雇用契約をはっきりさせないSES企業もあるので注意しましょう。

もし、1人や初めての転職で不安なら、IT転職エージェント経由で会社を探してください。

マイナビIT AGENT やGeekly（ギークリー）なら、優良SESの紹介はもちろん、SIerや自社開発のWeb系企業も紹介してくれますよ。

優良SESの見分け方

まず前提ですが、SESの中にも優良企業はあります。

そんな本章では、優良SESの見分け方として5つのポイントを紹介します。

ちなみに、SESの優良企業を紹介した記事もあるので、ぜひチェックしてみてください。

30代・40代のエンジニアが50％以上

30代、40代のエンジニアが全体の50%いるかどうか。

「社員が定着」している、「人が辞めない」会社とわかるため。

20代が80%以上の会社だと、30代になる前に多くのエンジニアが転職してしまっている可能性があります。

優良企業なら辞める人は少ないはずですからね。

ちなみに、単純に社員の年齢を確認するだけでもダメです。

スキルの高い（PM、PL）が一定数いるかどうかもチェックしてください。

仕事ができないオジサンが、転職できず残っている可能性もありますので。

どこでも活躍できる人がいる会社こそ、ホワイト優良企業のポイントです。

元請・2次請けの仕事が多い

具体的には「何次請けでの仕事が多いのか？」です。

下請すぎるSES企業は年収が低いし、上流会社のいいなりになるしかありません。

また、希望も通らず、思うようにスキルアップもできません。

SESのホワイト優良企業かを見極めるには、プロジェクトの立ち位置は重要です。

最低でも2次請けの割合が50％以上ある会社を選ぶようにしましょう！

ただし、上の立場のプロジェクトが多くても、以下の会社は注意が必要。

マイナビIT AGENT やGeekly（ギークリー）のIT専門のエージェントを使うことで、ブラック企業を避けることができますよ。

評価制度やキャリアパスがしっかりしている

ホワイト優良企業は「評価制度」と「キャリアパス」が明確です。

SESは客先常駐のため、評価制度があいまいになりやすい傾向があります。

ヒドイ会社だと、面談もなく「なんとなく評価」なんてことも…。

具体的なチェックポイントは、次の5つです。

上記が明確なら優良企業です。

「評価制度」や「キャリアパス」が明確なら、社員のモチベーションアップにもつながりますからね。

「社員のモチベーションが高い」⇒「いい人材が増える」⇒「会社が成長する」

まさに、この理論です！

SESのホワイト優良企業には明確な「評価制度」と「キャリアパス」が必ずありますよ。

エンジニア経験者の採用が成功している

エンジニア経験者が増えているかチェックしましょう。

だいたい、エンジニア経験者が全体の50％採用できていたら優良企業です。

僕も採用をしていますが、エンジニア経験者の採用はメチャメチャ大変です。

IT業界は人手不足なので、エンジニア経験者は取り合いなので。

大変な状況でも、エンジニア経験者の採用が成功しているのは魅力がある会社だからです。

ホワイト優良企業なら、エンジニア経験者の採用はできるってことですね。

もちろん、採用ができていても社員数が増えていなければ意味がありません。

採用ができても、人が辞めるブラック企業の可能性があります。

エンジニア経験者が採用できていて、人数も増えている会社なら要チェックです！

自社サービスや受託開発もしている

ホワイト優良企業はSES以外の事業展開もしています。

社内外でプロジェクトがあれば、1人ひとりの希望に合わせた働き方ができますからね！

SESのホワイト優良企業には、「選択できる環境がある」ことを覚えておきましょう。

ちなみに、マイナビIT AGENT やGeekly（ギークリー）には、自社開発や大手SIerの求人を紹介してもらえます。

SESや客先常駐がイヤなら、自社開発100％の会社を探すのも方法ですよ。

SES企業の見分け方でよくある質問

本章では、SES企業・客先常駐の見分け方でよくある質問を紹介します。

SESの優良企業ランキングは？

当サイトでは、年収・売上・残業・離職率・評判の5項目で、SES大手の上場企業28社を調査。

結果として、SES優良企業ランキングの上位5社は、次のようになりました。

各企業の詳細はこちらです。

会社名	日本プロセス	鈴与シンワート	NSD	ソルクシーズ	アルファシステムズ
画像
会社	日本プロセス	鈴与シンワート	NSD	ソルクシーズ
平均年収	699万	631万	652万	614万	604万
売上	79億	144億	711億	139億	338億
平均残業	12.3時間	10.5時間	22.2時間	11.1時間	12.5時間
新卒離職率	9.0%	0.0%	6.5%	6.7%	9.0%
評判	3.48	2.97	2.97	2.92	2.93

SESの優良企業ランキングについては、以下の記事で詳しくまとめています。

SESじゃないホワイト企業に転職するには？

SES・客先常駐を簡単に見分けて、ホワイト企業に転職したいなら、「IT転職エージェント」を使いましょう。

IT転職エージェントは、求人を出す会社の情報を細かくヒアリングするので、企業の内部情報を知っています。

例えば、次の5つです。

通常の求人サイトにのっていない情報でも、IT転職エージェントなら教えてくれるのが魅力です！

ちなみに、転職エージェントとの相談イメージはこちら。

これだけでOKです。

しかも、IT転職エージェントのアドバイザーはエンジニア出身だったりします。

エンジニアの気持ちが分かるため、親身に話を聞いてくれますよ。

登録も完全無料なので、1人で悩まず専門家を頼りましょう。

もし、どこに登録するか迷ったら、経験別にマイナビIT AGENT かGeekly（ギークリー）がおすすめですよ。

SES企業・客先常駐の見分け方まとめ

今回は、SES企業・客先常駐の見分け方を紹介しました。

改めて、SES企業の見分け方のポイント7つを見てみましょう。

SES企業の見分け方は簡単ですが、はじめての企業選びは不安かと思います。

もし、1人で会社を選ぶのが心配なら、IT転職の専門家に相談してみましょう。

次のIT転職エージェントであれば、あなたの希望にあった会社を紹介してくれますよ。