SESの案件を抜けたい！プロジェクトを抜ける流れと注意点を解説

次のような理由から、SESの案件を抜けたいと思う人は多いです。

もし、今のプロジェクトから抜けたいと思っているなら、無理せず案件を変えてもらいましょう。

そんな今回は、SESで案件を抜けたいときの基本的な流れを紹介します。

また、案件を抜けるときの注意点と対応策も解説するので、ぜひ参考にしてください。

SESで案件を抜けたいときの流れ【5ステップ】

本章では、SESで案件を抜けたいときの流れを5つのステップで紹介します。

①営業に契約期間を確認する

まずは、営業に契約期間を確認しましょう。

SESでは契約終了の1ヶ月前までに、案件先へ抜けたい意向を伝える必要があるからです。

案件から抜けるタイミングを逃さないために、契約がいつまでなのかはしっかり把握しておきましょう。

②契約期間の1ヶ月前までに営業へ相談する

契約が終わる1ヶ月前までには、担当の営業に案件を抜けたいことを相談しましょう。

1ヶ月を切ってしまうと、次の契約更新をされてしまうため、早めに伝えてください。

その際に大切なことは、退場したい理由をはっきり伝えることです。

嘘をついたり適当に話すと、あとで問題になることがあります。

ただし、エンジニアの話を聞いてくれなかったり、一方的に契約を更新する営業もいます。

きちんと対応してくれない場合は、人事やエンジニアリーダーに相談して、担当を変えてもらいましょう。

ちなみにSESを退職したい場合も、契約が終わる1ヶ月前までに伝えれば問題ありませんよ。

③営業が案件先と調整をする

エンジニアから相談を受けた営業が、案件先と契約終了の調整をします。

案件先との話し合いで決めることは、おもに次の3つです。

エンジニアは契約が終われば案件を離れますが、所属する会社と案件先の関係は続いていきます。

今後の取引もあるため、引き継ぎはしっかりと終わらせて、案件を抜けるようにしましょう。

④引き継ぎをする

案件を抜ける時期が決まったら、プロジェクトメンバーや後任者のために引き継ぎをします。

引き継ぎの進め方は、以下のとおりです。

引き継ぎ書類には、次の内容を記載します。

引き継ぎは、スムーズに案件を抜けるためには大切な仕事です。

伝え漏れがないように注意しましょう。

⑤次の案件の面談を受ける

仕事の引き継ぎをしつつ、次の案件を決めるための面談に参加します。

次の案件を決める上で大切なのは、どんな案件に入りたいのか希望を伝えておくことです。

ただ会社によっては、エンジニアの希望を聞いてくれないこともああります。

エンジニアの希望を聞かず、会社の意向だけを押し付けてくるのはブラックSESの特徴です。

同じ会社で働き続けても希望する案件には入れないので、転職を考えたほうがいいでしょう。

もし案件を変えるタイミングで転職も考えたなら、まずはIT転職エージェントに相談してみましょう。

専任のアドバイザーが、あなたの希望に合った会社を無料で紹介してくれますよ。

SESで案件を抜けたいときの注意点と対策

本章では、SESで案件を抜けたいときの注意点と対策を解説します。

自分から案件先に抜けたいと話さない

SES業界では、エンジニアから案件先へ抜けたいと伝えるのはNGです。

必ず自社の営業をとおして、案件を抜けたい意向は伝えるようにしましょう。

あくまでSESで案件に入っているのは、会社間の取引だからです。

早く案件を抜けたい気持ちもありますが、無駄なトラブルを起こさないためにも営業経由で対応してもらいましょう。

担当の営業を味方につける

スムーズに案件を抜けたいなら、担当の営業を味方につけておくことが大切です。

はっきり言って営業も人なので、エンジニアに対して、好き嫌いの感情で動くことがあります。

営業を味方につけておけば、優良案件を優先して紹介してくれたりもするので、意識しておくといいでしょう。

ただ、営業を味方につけるといっても、むずかしく考える必要はありません。

次のように、日ごろからコミュニケーションをしっかりとっておくだけで大丈夫です。

営業を味方につけておけば、案件を抜ける時だけでなく、今後の仕事もやりやすくなるでしょう。

絶対に案件を抜けたいという意思を示す

SESで案件を本気で抜けたいなら、強い意志を示しましょう。

弱気で伝えると「もう少し続けてくれる？」と契約を伸ばされることがあります。

案件を抜けたい理由をしっかりと伝えつつ、「無理なら退職も考える」という強い気持ちをみせましょう。

会社は辞められるのがもっとも困るため、本気を伝えて交渉してください。

抜けられないなら転職も考える

いくら案件を抜けたいと伝えても、まったく動いてくれないSES企業があります。

このような会社は、今後もエンジニアの希望を聞いてくれない可能性が高いため、転職を考えた方が良いでしょう。

ただし、転職するときは会社選びが大切です。

せっかく転職したのに、また希望を聞いてくれない会社に入ってしまったら意味がありません。

会社選びを成功させるもっともおすすめな方法は、IT転職エージェントを頼ることです。

IT転職エージェントは、転職を成功させるノウハウや会社の内部情報を把握しています。

優良企業の求人も多くあるため、あなたの希望にあった会社を厳選して紹介してくれるのが魅力です。

また、面接対策や応募書類のチェックもしてくれるため、転職の成功率が格段に上がるでしょう。

ちなみに、転職するか悩んでいる段階でも利用はOKです。

「自分の市場価値を知りたい」「どんな会社があるかみてみたい」「とりあえず話を聞いてみたい」と思ったら、試しに登録してみましょう。

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SESで案件を抜けたい人からよくある質問

SESで案件を抜けたい人からよくある質問に回答しました。

SESの契約期間はどれくらい？

SESの契約期間は、1ヶ月〜3ヶ月ごとの更新が基本。

また3ヶ月の場合は、四半期（3月末・6月末・9月末・12月末）までの契約が多いです。

契約の更新は、一般的に期間が終わる1ヶ月前に判断します。

案件を抜けたいときは、遅くとも1ヶ月前までには営業へ伝えるようにしましょう。

プロジェクトの途中でも抜けられる？

契約期間が終われば、プロジェクトの途中でも案件から抜けることは可能です。

SESは指定された期間に仕事をする契約を結ぶだけなので、プロジェクトを完成させる責任はありません。

今の案件から抜けたいなら、プロジェクトの完了を待たずに営業へ伝えましょう。

契約期間の途中でも退職できる？

契約の途中でも退職は可能です。

あくまで契約は会社間の取り決めなので、エンジニアには関係ありません。

法律でも、「2週間前に会社へ伝えれば辞められる」と定められています。

民法　第627条　当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用：総務省行政管理局-電子政府の総合窓口（e-Gov）

ただし、円満に退職するなら遅くとも1ヶ月前までに伝えるようにしましょう。

SESの案件は断れる？

SESの案件を断ることは可能です。

IT業界は人手不足なので、スキルさえあれば案件がいくらでもあるからです。

具体的には、以下のスキルがあると良いでしょう。

会社はスキルがある人に辞められると困るので、やりたくない案件に無理やり入れることはしません。

SESの案件の断り方については、以下の記事を参考にしてください。

SESでは案件を選べない？

SESでも案件を選べる会社はあるのでご安心ください。

たとえば以下の会社は、エンジニアが案件を選べる「案件選択制度」を実施しているSES企業です。

実際、SESで案件を選べているエンジニアもいます。

ちなみに今はSESやってるけど、会社の意向で変なプロジェクトにアサインされることもないし、自分で案件を選べるし、現場でもそれなりに発言力とか決定権を与えてくれてるので割とのびのびと仕事してますよ

— けんたろ＠田舎のSESエンジニア (@kentaorw_web) January 21, 2022

かなり良いSES会社に入れたなーとは思ってる。
サポートもすごいしてくれるし。要望聞いてくれるし。何より自分で案件選べるので。
ゆっくり頑張っていこう。

— 紋@軍令部I-06 (@mon_colias) November 30, 2020

スキルがあるのに案件を選べないSES企業にいるなら、転職を視野に入れると良いでしょう。

以下のIT転職エージェントに相談すれば、案件が選べる優良企業の転職支援が無料ですよ。

SESの案件を抜けたい！まとめ

本記事では、SESで案件を抜けたいときの具体的な流れや注意点を解説しました。

あらためて、案件を抜けたいときの流れをまとめます。

ただし、案件を抜けるときはトラブルを避けるため、以下の点に注意してください。

もし、会社へ相談しても案件を変えてくれないなら、転職を検討してみましょう。

エンジニアを大事にしてくれる優良企業はたくさんあります。

以下のIT転職エージェントに相談すれば、希望する会社への転職をサポートしてくれますよ。